昨日の「アメトーーク!」は今年のベストでした 前々回は「あぶらあげ芸人特集」で、大丈夫かよ、 と心配してましたが、昨日の企画はサイコーでした 中学の時に悲惨で地味でどうしようもない日々を送った 芸人が集まって、それぞれの超個人的な悲惨ネタを 出し合う、という企画でした それぞれの芸人の話が全部面白くて、久しぶりに笑いすぎ て腹が痛くなりました さすがの宮迫も自らの引き芸を封印させられていたくらい です やっぱり芸人って凄いね、と改めて思いました 毎年何千人も芸人志望の奴が出てきて、その中で生き残って いくんだからTVに出てる段階でタダモンではないんでしょう こういう、悲惨ネタ、自虐ネタ、自己憐憫的な話って日本人は その民族的な特質として、物凄く好きなジャンルだと思うんですが、 自らの悲惨ネタを仔細に再現して爆笑をとる! という、非常にクリエイティブな現場を見た気がしました 少し大げさですが 悲惨さ、自己憐憫をそのままロック的な音楽を借りたり、ごくごくシンプル な逸話にしたりして極めてストレートに表現してしまうのが日本では殆どの パターンです 単に貧乏くさい話とか、暗~い話とか、滅びていくもの(滅びたもの)への 共感性が顕著ですね、なにしろ さらに、自分の生活とは直接関係ない極めて抽象的な罪悪感とかに対して まで異様な親和性を発揮しますからね ほんと、日本人はこういうの好きです どうしてなのかは私には分かりませんが。。 歌とかブンガクとか、TVドラマとか、映画とか、表現すること自体が 自己憐憫の一部になっているように見える、という二重 構造になってます 不幸の二階建て状態と私は呼んでます(嘘です) そんな一方で、極私的で悲惨な経験をあそこまでポップなレベルまで昇華 してしまうというのも日本人だけが持っている芸の極みと言えるものだと思 います ああいうネタはフランス人にもイタリア人にも、アメリカ人にも到底無理 だと思いますね (だから、ああいう芸をヨーロッパに持っていくと絶対ウケるコンテンツに なると思います) 特に、博多華丸大吉の大吉のネタが壮絶的に面白くて、この人こんな に面白い人だったんだな~、と初めて知りました 見てない方はそのうちユーチューブとかで出ると思うので、見てみて下さい 勝手にジュンペイ。。。 焼却炉の魔術師。。。。
by c-bussan
| 2008-09-05 15:07
| 今日の日記
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